新着情報V

11月25日の臨時議会報告
議案は主に人事院勧告に基づく給与改定と2市2町の合併協議会の解散についての議案です。

2市2町の合併の是非を問う住民投票結果速報!
2003年10月26日

富士見市 上福岡市 大井町 三芳町
住民投票結果 40.48% 43.536% 47.195% 51.53%
参議院補選結果 39.98% 42.80% 46.54% HPに掲載なし

なお、参議院議員の補選の埼玉県の確定投票率は27.52%でした。
この結果、住民投票は富士見市(3分の1の投票率)と三芳町(50%の投票率)で成立しました。
上福岡市と大井町は50%に達せず、参考資料になります。

合併の是非を問う住民投票開票結果

富士見市 上福岡市 大井町 三芳町
22時30分 賛成:4200反対:3800 賛成:4300反対:2700   賛成:6,181反対:8,334
23時00分 賛成:6400反対:6400 賛成:10100反対:7800
23時30分 賛成:23000反対:9900 独自資料作成の作戦が成功?
最終確定 賛成:23,021反対:9,972 賛成:11,063反対:7961 賛成:7774反対:8893 合併を非と町民は判断しました

投票が成立した三芳町で、合併協の資料を否定する資料を独自に作成し町民投票を合併を非と導くことが出来た事により、合併が白紙に戻ることになりました。今後は三芳町を除いた新しい枠組みでの合併を模索していくことになると思います。
ここ数年目立った人口の増加も見られず、町税の減少も見られているにもかかわらず、三芳町の独自の資料には、長期財政計画で町税が増加するという計画が立てられています。今後の単独町政にご期待申し上げようではありませんか。
大井町も合併を非といたしました。投票は成立していませんので、これを町長や議会どう判断するのでしょう。これ幸いとして単独町政で突き進むのか、町民のことを考え新たな枠組みの提案があった場合どのように対応するのか、注視していきたいと思います。

+情報:参議院埼玉県選挙区補選結果

22時現在 22時30分現在 23時現在 選管最終確定
島田 ちやこ 民主党 277,379 536,242 616,493 635,332
関口 まさかず 自民党 299,418 562,347 619,558 648,319当選
あべ 幸代 共産党 121,697 202,972 223,048 232,850


志木地区衛生組合議会でゴミ処理の先進地視察2003年10月23・24日

富士見市・志木市・新座市の3市で構成する志木地区衛生組合議会で千葉県木更津市の「かずさクリーンシステム」、茨城県神栖町の「鹿島共同再資源化センター」両施設の視察研修に参加してきました。
「かずさクリーンシステム」は木更津市・君津市・富津市・袖ヶ浦市の4市と新日本製鐵(株)によるPRI方式(*1)による施設で、可燃ゴミならず、不燃ゴミ、粗大ゴミ、資源ごみ、し尿・浄化槽汚泥、焼却残渣などをコークスや石炭石などとともに、溶融炉で1700〜1800度で溶融(*2)して、再生利用可能なスラグとメタル(*3)にし、最終処分量を重量ベースで2〜3%までに減量化を可能にした施設である。どこのこみ焼却施設でも課題である焼却灰をほとんど排出しないと言う理想的な施設であるが、土地と施設で約140億円と高額な施設で、今後増額されていくであろう焼却灰の処理費用とのバランスを考慮しながら検討していく施設であった。
*1:Private Finance Initiativeの略で、Vaiue for Money(費用対効果)を目的としたもので、通常民間活力などと言われる。メリットとしては、財政の平準化、運営費の削減、トータルライフコストの削減、建設期間の短縮、事業に係るコストの把握などがあると言われている。
*2:高温で溶かすこと
*3:スラグはアスファルトの骨材、インターロッキングブロックなどに再生され、メタルは製鐵原料や、ショベルカーなどのカウンターウエイト(重し)などに使われる。
    
クリーンシステムの管理室        再資源センターのRDF保管庫      同じくロータリーキルン
一方、「鹿島共同再資源化センター」は、鹿島市、神栖町、波崎町及び鹿島臨海工業地帯から排出される可燃性の廃棄物を鹿島市と波崎町にあるRDFセンターで固形燃料化(RDF化*4)し、神栖町にある再背原価センターで一般廃棄物や産業廃棄物とともにRDFを助燃材としてロータリーキルンで焼却処理し、その焼却熱により毎時3000kWの発電という形で回収再生している。そのうち2000kWを東電に売電し収益をあげている。RDFは各地で発熱や爆発などの事故が起きており扱いに課題があるが、当初ではサイロ形式をとらずオープンで保管しており、発熱も少なく事故の心配はないとのことであった。
*4:Refuse Derived Fuel(廃棄物から得られた燃料)の略称。これまで焼却されていた可燃性の一般ゴミを選別破砕、その水分量が10%以下になるよう乾燥させ、固形燃料として利用する。RDFは石炭に近い熱エネルギーを持ち、焼却することによってその熱エネルギーを発電などに利用する。(センター資料より)